スーパーマリオRPGに関するコラム

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スーパーマリオRPGは、ニンテンドーのマリオシリーズを原作に据え、株式会社アルファドリームが開発した作品です。
ターン性ロールプレイングゲームではあるものの、バトル中はアクション要素もかなりあり、敵からの攻撃もコマンド入力で回避することにより、一ダメージも喰らわずに済ませられるという、本当に独特なシステムの作品となっています。
そのシステムが人気を博し、携帯機をメインに五作目まで出ることとなりました。

一作目と三作目のリメイク作品も出る程に人気

一作目と三作目のリメイク作品も出る程に人気なこのシリーズですが、残念ながらもう続編が出ることは叶わないかもしれません。
開発元のアルファドリームが倒産したことに加え、ニンテンドーがもうマリオ関連のゲームには作品に関係の無いオリジナルキャラを出さないと言っていたため、仮に出たとしても従来のシリーズ作品とは全く別のゲームになっている可能性は、そう高くはないでしょう。
そう断言できる一番の理由が、この作品の一番の特徴が子供向けだと侮れない濃厚なストーリーだからです。
濃厚なストーリーにはそのナンバリング作品にしか出ないオリジナルキャラが必ず絡んでおり、クッパにピーチ姫を攫わせてといった風な単純な物語とは一線を画す、伏線の張り巡らされた重厚なものとなっていました。

問題作はスーパーマリオRPGの二作目

中でも一番の問題作にして一番ストーリーが衝撃的だったのが、スーパーマリオRPGの二作目です。
タイムマシンやタイムホールといった過去と現代を行き来する話なのですが、過去の世界を侵略していたゲドンコ星人という敵が、本当に恐ろしいのです。
本気でマリオたちの世界を乗っ取りにきており、キノピオを捕まえてエネルギーを生み出す資源として、木に縛り付けて干からびるまで生命力を搾り取ったり、ヨッシーたちを捕獲して改造し、ゲッシーという怪物へと生まれ変わらせようとするなどというのはまだ序の口でした。
過去の世界に来た現代のピーチ姫を捕獲し、公開処刑をしようとする展開まであるのです。
クッパが可愛く見えるレベルです。
それどころか、過去の世界に来てゲドンコ星人のもとから命からがら逃げてきたピーチ姫を攫うことにより、クッパが意図せず世界を救っていたりもしました。

クッパを主人公として据え三人を別々に操作していく三作目

二作目に並ぶほどに特徴的なのが、三作目です。
三作目はなんとマリオとルイージだけでなく、クッパまでもを主人公として据え、三人を別々に操作していくというシリーズの中でも特に異色なシステムとなっています。
クッパ自身にマリオたちと協力しているという認識は無いものの、世界を支配しようとする敵と戦う様は、悪役としての悪の美学が感じ取れます。
また、クッパ城が乗っ取られて部下たちがバラバラに監禁されているという状況下で、王自ら助けに行き、真っ先に部下の心配をするというところは、本当に格好良かったです。
マリオとルイージは軽快かつ小気味よく、クッパは緩急をつけて豪快にと、アクション部分も工夫して作り込まれていました。

夢世界という場所と現実世界を行き来する四作目

やりこみ要素も非常に充実しており、マリオ世界をこれでもかと言わんばかりにきめ細やかに表現してらっしゃります。
また、四作目も外せません。
特殊な枕を使ってルイージが寝た場合に発生する、夢世界という場所と現実世界を行き来する物語なのですが、ここでもまたアクション面での工夫が見られています。
三作目でもあった巨大化バトルを、立体的なグラフィックを用いて非常に雄大に見せるなど、昇華した部分はいくつもありました。
アクション部分もマンネリ化しないようにという工夫がひしひしと伝わってきます。
夢世界では夢だからこそできる、何十人ものルイージたちと一人のマリオによる、現実世界ではできないような特徴的な技やアクションがメインとなっています。

まとめ

残念ながら開発会社は倒産してしまいましたが、このシリーズは本当に素晴らしいです。
気になったのなら、是非とも手に取っていただきたい不朽の名作と言えます。

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